BPO・外注戦略

情シスアウトソーシング比較11社|価格帯別の選び方7軸

目次

比較サイトを開くと、情シス代行の月額が3,900円から88万円まで同じ表に並んでいます。これは相場の幅というより、プランの粒度が会社ごとに違うためです。課金の単位も月額固定とPC1台あたりが混ざるため、安い順に3社選んでも見積もりは比べられません。

この記事では、提供元の公式サイトで料金と対応範囲を確認できた11社を扱います。自分の予算帯に当たるプランだけを先に拾うための7つの軸を用意しました。月額の下限・課金単位・料金の公開状況・対象企業規模・常駐の可否・対応範囲・セキュリティ認証です。

読み終えると、候補が数社に絞れて、残った会社へ同じ様式で見積もりを出せます。まず自社の予算帯を決めてください。

情シスアウトソーシング比較11社。価格帯別の選び方7軸

候補を予算帯で絞りたい方へ

業務の見極めから実装の進行管理まで、
社外AX部が担います

  • 手段を選べる立場から入る。特定のツールを売っていません
  • 実装の進行管理まで引き受けます。提案だけで終わりません
  • 置き換えない方がよいという結論も、そのままお出しします
60分の無料相談を申し込む

月5万円から。無理な営業はいたしません

》【無料DL】『業務棚卸し 実践テンプレート集』|型と記入例

比較の前に予算帯を決める|頼む範囲で3つに分かれる

情シスの外注費用は、1本のレンジで書くと幅が広くなりすぎて使えません。頼む範囲で帯が分かれるためです。

先に自社の予算帯を決めてから、候補の絞り込みに入ります。

  • 予算帯は3つに分かれる
  • 同じ会社の中でも、公開料金は数倍に開く
  • 予算帯に当たるプランを拾う。会社を落とすのではない
  • 自社の予算帯は、外に出す業務の量で決まる

予算帯は3つ|月1万〜5万円・8万〜25万円・30万〜80万円

相場は頼む範囲で3つに分かれます。提供元の公式ページに金額が出ているサービスを集めると、次の形です。

帯 月額 何ができるか
軽いサポート 1万〜5万円 スポット相談、単発の作業
ヘルプデスク定常 8万〜25万円 問い合わせ対応の定常運用。台帳とアカウント管理
運用設計まで 30万〜80万円 運用ルールの設計、ドキュメント整備、インフラ運用

上限の80万円には実額の裏づけがありません。公開されている最大は「月60万円から」で、上限が書かれていないためです。目安として扱ってください。

内訳と初期費用の積み上げ方は情シスアウトソーシングの費用相場|総額を出す7つの内訳にまとめました。本記事は相場の解説はせず、会社を絞る作業に集中します。

公開料金は1社の中でも数倍に開く|会社ではなくプランで比べる

会社単位で「安い・高い」を判断すると外します。1社が公開している月額の幅が、そもそも数倍あるためです。

フレックシステムズのフレクシーサポートは、IT顧問プランが月6万円でプレミアムは月40万円から。アイチームの情シスサポートサービスは、ヘルプデスクプランが月8万円でカスタムプランは月35万円から。DeepApexの情シスフォースは、Liteの月12万円から通常版の月88万円まで7プランあります。

比べるのは会社ではなくプランです。一覧表の下限だけを見て候補を落とすと、その会社の上位プランが自社にちょうど合っていた、という取りこぼしが起きます。

予算帯に当たるプランを先に拾う|10万円未満・10万〜30万円・30万円以上

候補の絞り込みは、プランを拾う作業になります。

情シス代行の3つの価格帯と、それぞれに含まれる業務

掲載11社の公開プランを予算帯ごとに並べると、次のようになります。

予算帯 その帯に当たる公開プラン
月10万円未満 RICOH 情シスおまかせパック 3,900円/トータルITヘルパー PC1台2,000円〜/情シス代行パック ベーシック4万・スタンダード8万/クラウドSE 5.4万/フレクシーサポート IT顧問6万/情シスサポートサービス ヘルプデスク8万
月10万〜30万円 フレクシーサポート スタンダード10万〜/情シスフォースLite 12万・18万/情シス代行パック プラチナ15万〜25万/情シスサポートサービス スタンダード24.4万/トータルITヘルパー(PC50台なら10万〜25万)
月30万円以上 情シスフォースLite 32万・48万/情シスフォース 38万〜88万/情シスSAMURAI 提供例30万〜85万/情シスサポートサービス カスタム35万〜/フレクシーサポート プレミアム40万〜/情シス支援サービス ION 40万〜

予算が月20万円台なら、まず真ん中の帯を見てください。この帯(月10万〜30万円)にプランを持つのはフレックシステムズ・DeepApex・エイネット・アイチーム・リップルの5社で、20万円台に当たるかは各プランの金額で確かめます。月額を公開していない2社は、予算帯では判定できないため別に扱います。

自社の予算帯は、外に出す業務の量で決まる

月20〜30万円という予算の目安があるなら、その帯のプランから見ていけます。ただし各社に予算だけを伝えると、提案される業務範囲がばらつきます。

比較の条件を揃えるために、決めてある外注範囲に業務量を添えてください。数えるのは社員数・拠点数・PC台数・月間の問い合わせ件数の4つです。

外注範囲がまだ決まっていない場合は、情シスのアウトソーシングはどこまで?残す業務7つの基準で確認できます。決まっている場合は、その範囲を各社への依頼条件に使ってください。

情シスアウトソーシングの比較表には何を並べる?7つの軸

候補を絞れないのは、会社が多いからではありません。表の列が絞り込みに使えない項目でできているためです。

列を自分で決め直します。使うのは次の7つです。

  • 金額の軸3つ:月額の下限・課金単位・料金の公開状況
  • 適合の軸2つ:対象にしている企業規模・常駐や訪問の可否
  • 中身の軸2つ:対応範囲6分類・セキュリティ認証

情シス代行サービスの比較表は、各社の宣伝文が列に入っている

既存の比較表で絞れないのは、「特徴」の列に各社が書いた宣伝文がそのまま入っているためです。

宣伝文は他社と比べるために書かれていません。「まるごとお任せ」と「ワンストップ対応」を横に並べても、どちらが自社に合うかは出てきません。料金の列も「要問い合わせ」が混ざると、その行だけ比較から抜けます。

列は、全社について同じ形で埋まる項目にします。埋まらない場合は「記載なし」と書けばよく、それも判断材料になります。

金額の軸3つ|月額の下限・課金単位・料金の公開状況

金額の軸は3つです。

軸 何を見るか なぜ要るか
月額の下限 公式サイトにある最小の月額 予算帯に当たるプランを探す手がかり
課金単位 何に対しての金額か 単位が違う金額は並べても比べられない
料金の公開状況 金額あり/代表額のみ/要問い合わせ 比較の初手に使えるかが変わる

掲載11社の課金単位は4種類で、複数の単位を併用する会社もあります。月額固定に稼働時間の枠が付く形が8社、PC1台あたりが1社、1時間あたりが2社です。支援体制の人数と訪問日数で決める会社は1社でした。

同じ月15万円でも、20時間ぶんなのかPC50台ぶんなのかで中身が変わります。単位を揃えずに安い順で並べた表は、比較表の形をしているだけで比較になっていません。

適合の軸2つ|対象にしている企業規模と、常駐・訪問の可否

適合の軸は2つです。金額が合っていても、ここで外れると話が進みません。

対象企業規模から見ていきます。従業員数や拠点数で対象を示している会社は、11社中0社でした。定性的な記述があるのはDeepApexの「中小・中堅企業の情シス専門」だけです。手がかりは導入事例の規模表記で、フレックシステムズは従業員19名から426名、クロス・ヘッドは約50名から約1,100名の事例を載せています。

7つの軸を金額・適合・中身の3グループに分けた図

記載がないこと自体は問題ではありません。問い合わせの1通目に従業員数とPC台数を書いて、先に確認してください。

中身の軸1つ目|対応範囲は6分類で見る

対応範囲は、ヘルプデスク・キッティング・IT資産とライセンス管理・サーバとネットワーク運用・システム開発・企画と内製化支援の6分類で見ます。

11社のうち6分類すべてを掲げているのは2社でした。システム開発を明確に対象外と書いている会社は3社です。公式サイトに「対象外となります」のような否定の文言があるものを数えました。

開発の記載がないだけの会社は、別に6社あります。書いていないことと、対象外と明記していることは違います。前者は問い合わせれば受ける場合があります。

中身の軸2つ目|認証は有無より適用範囲を見る

認証の記載を確認できたのは10社です。ただし認証番号まで出しているのは7社で、適用範囲を限定している会社が3社あります。

認証の有無より、その範囲に自社の依頼が入るかを見てください。たとえばコンピュータマネジメントのISMSは「文教分野のITシステムの企画・設計・開発・保守(顧客先常駐を除く)」が登録範囲です。

対応範囲6分類と、掲載11社での記載状況

7つの軸で11社を並べると、次のようになります。まず金額の3軸から。

サービス/提供会社 月額の下限 課金単位 料金の公開状況
RICOH 情シスおまかせパック/リコージャパン株式会社 月3,900円(税別) 月額固定(月5回まで) 金額あり
トータルITヘルパー/リップル株式会社 PC1台2,000円〜(最低月6,000円) PC1台あたり 金額あり
情シス代行パック/エイネット株式会社 月4万円(税抜) 月額固定(月8時間〜) 金額あり
クラウドSE/株式会社Gizumo 月5.4万円 月額固定(10時間〜) 代表額のみ
フレクシーサポート/フレックシステムズ株式会社 月6万円(10時間) 月額固定(工数枠) 金額あり
情シスサポートサービス/アイチーム株式会社 月8万円(税抜) 月額固定(月8時間) 金額あり
情シスフォースLite/DeepApex株式会社 月12万円(税別) 月額固定(1日1時間〜) 金額あり
情シスSAMURAI/クロス・ヘッド株式会社 提供例の最小 月30万円 支援体制(人数と訪問日数) 提供例のみ
情シス支援サービス ION/株式会社コンピュータマネジメント 月40万円〜 月額固定と1時間あたりの併用 金額あり
IT顧問 情シス君/株式会社デジタルハック 記載なし 1時間あたり(4段階) 要問い合わせ
まるごと情シス代行/キューアンドエー株式会社 記載なし 記載なし 要問い合わせ

続いて適合と中身の4軸です。

サービス 対象企業規模 常駐・訪問 対応範囲(6分類) 認証
RICOH 情シスおまかせパック 記載なし オンサイト月1回まで ヘルプデスク、IT資産管理 商品ページに記載なし
トータルITヘルパー 記載なし 緊急訪問・定期訪問。常駐は要相談 開発を除く5分類 Pマーク
情シス代行パック 記載なし 基本リモート。訪問はオプション 開発を除く5分類 ISMS
クラウドSE 記載なし オンサイト業務あり。頻度の記載なし 6分類すべて 運営会社がISO 27001
フレクシーサポート 記載なし 主にリモート。緊急時は訪問 開発を除く5分類 Pマーク、ISO 27001、ISO 9001
情シスサポートサービス 記載なし 常駐の記載なし。平日9〜18時 ヘルプデスク、IT資産、サーバ・NW、企画 Pマーク
情シスフォースLite 中小・中堅企業 基本リモート。現地対応は事前調整 開発を除く5分類 ISO 27001
情シスSAMURAI 記載なし 週0.5日×2回から。フルリモートも可 開発を除く5分類 ISMS、Pマーク
情シス支援サービス ION 記載なし 常駐も可能。現地対応は関東圏 キッティングと開発を除く4分類 ISMS、Pマーク
IT顧問 情シス君 記載なし 記載なし 6分類すべて ISO 27001
まるごと情シス代行 記載なし 当該ページに記載なし ヘルプデスクと定型業務の代行 ISMS、Pマーク

ここから1社ずつ見ていきます。公開プランの下限が安い順に並べました。自社の予算帯に当たる会社だけ読んで構いません。

\比較表に何を並べるかが決まると、候補の絞り込みが進みます/

【無料】外注範囲を数える棚卸しシートを受け取る

フォーム入力は30秒ほどで完了します

月10万円未満から始まる6社|一次受けを外に出す入口

公開プランの下限が10万円を切る6社です。安い順に並べました。順位づけの意味はありません。

この帯では、相談や作業を頼める時間・回数の枠を確認してください。頼める量が時間や件数で細かく区切られています。

  • RICOH 情シスおまかせパック:月5回までの定額
  • トータルITヘルパー:PC1台あたりの単価に台数を掛ける
  • 情シス代行パック:3プランで月8時間から30時間まで
  • クラウドSE:月10時間から。開発まで範囲に入る
  • フレクシーサポート:IT顧問プランで相談窓口だけ買う
  • 情シスサポートサービス:ヘルプデスクから年間計画の策定まで

RICOH 情シスおまかせパック|リコージャパン株式会社

共通基本サービスのスタンダードが月額3,900円(消費税別)で、11社で最も低い月額です。

内訳は回数で決まっています。障害切り分け・操作問合せ・IT環境相談を合わせて月5回まで、オンサイト対応が月1回まで、資産管理ツールが3ライセンス付きます。追加は月2,000円で5回、オンサイト1回で月1,500円という形です。

項目 公式サイトの記載
対象・規模 従業員数・拠点数・PC台数で区切る記載なし
常駐・訪問 「電話・リモートツールで被疑箇所の特定に至らなかった場合は、オンサイトにて対応します。(月1回まで)」。常駐の記載なし
対応範囲 操作問合せ対応・操作代行、障害切り分け、端末管理ポータル。「アプリケーション開発に伴う要件定義、設計、開発は対象外となります」
初期費用・契約 リモート初期設定 40,000円。契約開始から1年未満の解約は違約金20,000円(消費税別)
認証 商品ページに記載を確認できず。会社概要にISO認証取得の記載はあるが、登録番号は確認できず

(出典:ricoh.co.jp/products/list/ricoh-it-oper…)

トータルITヘルパー|リップル株式会社

PC1台あたりで課金する唯一の会社です。ヘルプデスクプランが1台2,000円から、情シス代行が3,000円から、プレミアムが5,000円から。

台数が読めるなら総額が先に出ます。公式サイトはPC50台の場合として、月額100,000円と150,000円の計算例を載せています。最低利用料が月6,000円のため、台数が少ない会社でも下限はここで止まります。

項目 公式サイトの記載
対象・規模 対象条件の記載なし
常駐・訪問 「緊急訪問対応、また保守などでの定期訪問対応が可能です」。FAQに常駐の記載があり、費用は「スキルセットにより変動しますのでご相談下さい」
対応範囲 ヘルプデスク、キッティング、IT資産管理、ライセンス発行代理・管理、社内のNW構築、ITコンサル。システム開発の項目なし
初期費用・契約 通常10,000円。キャンペーン中は無料。最低利用期間は半年
認証 プライバシーマーク(2020年11月取得)。技術情報管理認定 TICS RIDE 23 001。ISMSの記載を確認できず

(出典:ithelper.ripple-call.co.jp/plan/ithelper.ripple-call.co.jp/strength/ithelper.ripple-call.co.jp/question)

情シス代行パック|エイネット株式会社

3プランとも金額と上限が公開されています。ベーシックが月40,000円でヘルプデスク月8時間・サポート50台まで、スタンダードが月80,000円で月25時間・100台まで、プラチナが月150,000円から250,000円で月30時間までです。

予算20万円台なら、当たるのはプラチナになります。キッティングとサーバー管理、IT資産の棚卸しはオプション扱いで、金額は公開されていません。基本パックの月額だけで総額を見積もらないでください。

項目 公式サイトの記載
対象・規模 対象規模の明示を確認できず。コスト比較の注記に「従業員100名未満の場合の試算金額」
常駐・訪問 基本は「リモートツールでのサポート」。オプションに「オンサイト対応/週を決めてオンサイトで情シス業務の引継ぎを行います」
対応範囲 社内ヘルプデスク、PCトラブル対応、ネットワークトラブル対応、IT運用相談、ITコンサルティング。キッティング・サーバー監視・IT資産棚卸・アカウント管理はオプション
初期費用・契約 「全てのプランで初期費用は無料」。月途中の契約でも日割りはなく1カ月分満額
認証 ISMS JIS Q 27001:2023、認証登録番号 ICMS-SR0360(会社概要ページに記載)

(出典:anets.co.jp/is/anets.co.jp/overview)

社内の問い合わせ対応をしている場面

クラウドSE|株式会社Gizumo

ヘルプデスクとPC初期設定に加えて、サーバー構築やアプリ・システム開発まで範囲に入ります。業務自動化とITツール間の連携、業務マニュアルの作成と引き継ぎも対象です。

料金は月額5.4万円からのサブスク型です。プランは月10時間・15時間・30時間の3段階で、時間数は個別に提案する形になっています。対応範囲の広さと、契約する時間枠を合わせて確認してください。

項目 公式サイトの記載
対象・規模 記載なし。導入事例は業種表記のみ
常駐・訪問 「オンサイト業務/貴社に伺っての作業(現地ヘルプデスク等)」。訪問頻度と常駐の可否の記載を確認できず
対応範囲 6分類すべてに該当。ITコンサルに「IT活用提案」「業務改善設計」「セキュリティ/ISMS相談」
初期費用・契約 「最低契約期間は1ヶ月です」。初期費用の記載を確認できず
認証 サービスサイトに記載なし。運営会社の会社概要に「JIS Q 27001:2023認証(審査登録証:JP18/080528)」

(出典:cloud-se.com/gizumo-inc.jp/information)

フレクシーサポート|フレックシステムズ株式会社

3プランすべてに月額と工数が付いています。IT顧問プランが月6万円で工数10時間、スタンダードが月10万円からで20時間から、プレミアムが月40万円からで90時間からです。

いちばん下のIT顧問プランは、相談窓口を1つ持つための契約にあたります。実作業をまとめて出したいなら、上の2つを見てください。11社で唯一、認証を3つ並べている会社でもあります。

項目 公式サイトの記載
対象・規模 対象条件の記載を確認できず。導入事例に「製造業|従業員19名」「不動産|従業員346名」などの表記
常駐・訪問 「主にリモート(遠隔)で貴社IT業務を代行します 緊急時は訪問での解決もできるので安心」。オンサイトは契約工数内で対応可
対応範囲 社内ITヘルプデスク、キッティング、IT資産管理、リモートオペレーション、保守運用、IT相談・アドバイス
初期費用・契約 初期費用はIT顧問5万円、上位2プランが10万円。契約は「基本的に1年」で、途中解約は4カ月目以降から1カ月前の申し出
認証 プライバシーマーク 10822835、ISO 27001 J0187、ISO 9001 Q3341

(出典:flexsy-support.com/itservice/flexsy-support.com/about)

情報システム部門で運用の分担を確認する場面

情シスサポートサービス|アイチーム株式会社

ヘルプデスクプランが月8万円、スタンダードプランが月24.4万円、カスタムプランが月35万円から(いずれも税抜)。全プランに問い合わせ対応と障害切り分けで月8時間の枠が付きます。

上のプランになると、IT資産棚卸しと構成図・台帳更新、年間計画の策定支援が入ります。オプションにはネットワーク構築や規定・ガイドライン策定が並び、スポットで10万円からという価格帯です。料金表が画像で提供されているため、見積もり時に文字で出してもらってください。

項目 公式サイトの記載
対象・規模 対象規模の記載なし。「一人情シスでも余裕のある運用ができる安心サポート」と案内
常駐・訪問 常駐の記載を確認できず。契約前に「クライアントの事務所へアイチームのスタッフを派遣し」現状を調査。サポート時間は平日9時から18時
対応範囲 問い合わせ・設定依頼対応、障害切り分け、IT資産棚卸、構成図・台帳更新、監視、年間計画策定支援。キッティングとシステム開発の記載なし
初期費用・契約 「別途お客様環境に合わせて現状調査費用が発生します」。契約は1年間の年間契約
認証 プライバシーマーク 第20001553(08)号。ISMSの記載を確認できず

(出典:i-team.co.jp/service/information/planni…/i-team.co.jp/about)

月10万円以上から始まる3社|定常運用と運用設計が前提

公開プランの下限が10万円を超える3社です。定常運用や運用設計を頼む際の候補として、公開プランと提供例を見ていきます。

  • 情シスフォースLite:1日あたりの稼働時間でプランが分かれる
  • 情シスSAMURAI:提供例3件の費用と体制を公開
  • 情シス支援サービス ION:5メニューに下限額

情シスフォースLite|DeepApex株式会社

1日あたりの稼働時間でプランが分かれます。Liteは1日1時間が月12万円、1日2時間が18万円。上は1日4時間で32万円、1日8時間で48万円です(いずれも税別)。

通常版は月の稼働時間で分かれます。20時間が38万円、40時間が64万円。60時間なら88万円です。

11社で唯一、対象を「中小・中堅企業の情シス専門」と書いています。システム開発は「情シスフォースの中ではお受けしておりません」と明記し、別見積もりとしています。範囲の外が書いてある点は、見積もりを揃えるうえで扱いやすい形です。

項目 公式サイトの記載
対象・規模 「中小・中堅企業の情シス専門」「スタートアップから上場企業まで」。従業員数などの数値は確認できず
常駐・訪問 「基本的にはリモートでの対応となります。一方で、ネットワークやサーバなど、どうしても現地対応が必要なものは事前に調整いただければ可能です」。常駐は別サービス
対応範囲 ヘルプデスク、PCキッティング、サーバ管理、ネットワーク管理、ITコンサルティング・DX。システム開発は範囲外
初期費用・契約 「初期費用 無料」「初回1ヶ月で契約変更可能 次月以降は3ヶ月更新」
認証 ISO 27001(ISMS)。沿革に2023年1月のプライバシーマーク取得。認証番号の記載を確認できず

(出典:jousys-force.deepapex.com/deepapex.com/company)

情シスSAMURAI|クロス・ヘッド株式会社

定価表はなく、提供例3件が費用と支援体制のセットで載っています。

案件 規模 支援体制 費用
会社規模拡大による定型作業支援 アプリケーション開発企画 約50名 複数名チーム、フルリモート 30万円/月
情シス担当者の退職 ITインフラ企業 約100名 3名体制、週0.5日×2回オンサイト+リモート 60万円/月
社内システムリプレイスプロジェクト支援 食品製造業 約1,100名 3名体制、週1日×2回オンサイト+リモート 85万円/月

定価表がない代わりに、この3件が予算感の手がかりになります。規模も支援内容も違うため、訪問を増やしたときの差額はこの表からは読めません。

項目 公式サイトの記載
対象・規模 対象規模の定義としての記載を確認できず。提供例に約50名・約100名・約1,100名の表記
常駐・訪問 「ご訪問とリモート対応でお客様の情シスをご支援します」。FAQに「完全リモートのPCセットアップや、件数の少ないヘルプデスク対応も行っております」
対応範囲 ヘルプデスク、PCキッティング、アカウント管理、システム運用、改善支援、IT企画の6項目。システム開発の記載なし
初期費用・契約 記載を確認できず
認証 ISMS 認証番号 JP025947。認証範囲は「システム運用・監視業務、保守サポート業務」。プライバシーマーク 10860754

(出典:crosshead.co.jp/service/onsite/plus_sta…/crosshead.co.jp/company/overview.html)

情シス支援サービス ION|株式会社コンピュータマネジメント

5つのメニューそれぞれに下限額が出ています。システム企画が1時間12,500円(週1回から)、システム運用・保守とインフラ管理が月60万円から(週3回から)、Microsoft 365活用が40万円から。訪問の頻度が金額の条件に組み込まれている点が、他社と違います。

常駐に触れている数少ない会社でもあります。「必要に応じて貴社オフィスに技術者を派遣し、常駐することも可能です」と書き、現地対応は関東圏に限ると明記しています。

項目 公式サイトの記載
対象・規模 記載を確認できず。FAQの回答は「少人数の情シス体制で、多くの業務を抱えている」など課題ベース
常駐・訪問 「必要に応じて貴社オフィスに技術者を派遣し、常駐することも可能です」。現地対応は関東圏。対応時間は平日9:00〜18:00
対応範囲 ヘルプデスク・問い合わせ対応、アカウント管理、サーバー構築・保守、ネットワーク構築・保守、クラウド基盤構築・保守、システム企画。キッティングの記載なし。システム開発は別サービス
初期費用・契約 記載を確認できず
認証 ISMS 登録番号 JUSE-IR-395。登録範囲は「文教分野のITシステムの企画・設計・開発・保守(顧客先常駐を除く)」。プライバシーマーク 11820536(10)

認証は持っていても、依頼する業務が認証範囲に入っているとは限りません。稟議に使うなら、範囲の記述まで見てください。

(出典:cm-net.co.jp/information-system-support/cm-net.co.jp/company)

月額を公開していない2社|予算帯では判定できない

残る2社は、公式サイトに月額の記載がありません。料金を出していないことは、高いことを意味しません。非公開の理由は公式サイトからは分からないので、依頼する範囲を伝えて確かめます。

  • IT顧問 情シス君:時間単価を4段階に分ける
  • まるごと情シス代行:定型業務と管理業務の代行に絞る

IT顧問 情シス君|株式会社デジタルハック

料金ページに金額の記載はありません。書かれているのは「1時間単位からの柔軟な料金プラン」と、時給を4段階に分ける体系です。

段はL1の運用保守から始まり、L2の運用改善、L3の環境改善と上がります。最上位はL4の事業改善。同じ1時間でも、頼む内容で単価が変わる建て付けです。

項目 公式サイトの記載
対象・規模 記載なし。スタートアップ応援プランに「シリーズA 20〜50名」「シリーズB 50〜100名」「シリーズC 100名〜300名」
常駐・訪問 記載なし
対応範囲 ヘルプデスク系、キッティング、IT資産管理、システム開発、コンサルティング。「情報システム部門の立ち上げ支援等も相談可能です」
初期費用・契約 記載を確認できず
認証 全ページのフッターにISO/IEC 27001のロゴを掲出。認証番号と登録範囲の記載を確認できず

(出典:johsyskun.com/price/johsyskun.com/service/johsyskun.com/lp/startup_plan)

まるごと情シス代行|キューアンドエー株式会社

金額と課金単位の記載はありません。範囲の書き方がはっきりしている会社です。

「情シスのルーティーン業務や管理業務を代行します。情シスご担当者様はIT戦略、機器導入、セキュリティ計画などに注力できます」と書いています。IT戦略と機器導入、セキュリティ計画は社内に残す前提だと読めます。

なお比較記事では「まるごと情シスBPO」という名前で出てきますが、公式のサービス名は「まるごと情シス代行」です。

項目 公式サイトの記載
対象・規模 記載を確認できず。ターゲットの記述は「慢性的な人手不足に陥っている」など課題ベース
常駐・訪問 記載なし。「現地設置サポート(オフィス訪問)」は別サービス
対応範囲 情シスのルーティーン業務と管理業務の代行。問い合わせはコールセンターシステムで一元管理。チャットボットのシナリオ構築やRPAによる自動化も挙げている
初期費用・契約 記載を確認できず
認証 ISMS(登録範囲は「コンタクトセンターサービス及びビジネスプロセスアウトソーシングサービス」、登録番号の記載なし)。プライバシーマーク 10860266

(出典:qac.jp/service/itoutsourcing/qac.jp/about/certification)

情シスアウトソーシングは常駐ですか?常駐と書いている会社は2社

常駐は選べますが、標準の商品ではありません。必要な現地作業の件数をもとに、訪問で足りるかを考えます。

  • 常駐が必要なら、対応の可否と契約が別になるかを確認する
  • 訪問で足りるなら、回数枠と月額を確認する

常駐は例外の扱い|リモートを前提に訪問を足す形が多い

常駐は例外として扱われています。多くの会社はリモートを基本に置き、訪問を回数枠やオプションで足す形をとっています。

明記しているのはコンピュータマネジメントで、「必要に応じて貴社オフィスに技術者を派遣し、常駐することも可能です」と書いています。リップルはFAQで常駐の費用に触れ、「スキルセットにより変動しますのでご相談下さい」としています。

訪問の形 会社数 例
常駐に触れている 2社 コンピュータマネジメント、リップル
定期訪問または回数枠あり 4社 リコージャパン、フレックシステムズ、エイネット、クロス・ヘッド
現地対応は個別調整 2社 Gizumo、DeepApex
当該ページに記載なし 3社 アイチーム、デジタルハック、キューアンドエー

DeepApexとエイネットは、常駐を別サービスとして分けています。同じ会社に頼む場合でも、契約が別になることがあります。

リモートで足りるかは、現地作業の件数で決まる

常駐が要るかどうかは、現地でしかできない作業の月間件数で決まります。

数えるのはPCのキッティングと機器の物理交換、ネットワークの配線です。新入社員が入ったときの初期設定もここに入ります。毎週のようにあるなら、定期訪問の枠で対応できるかを確認します。月に数件なら、緊急時の訪問が付いたプランと照らし合わせます。

割合ではなく件数で数えてください。「現地対応が3割」と言われても、母数が違えば訪問の回数は変わります。

クロス・ヘッドの提供例では、フルリモートが月30万円、週1日×2回のオンサイトを含む例が月85万円です。費用の内訳はBPaaSとBPOの費用の内訳を解説した記事でも扱っています。

見積もりを比べるには何を揃える?依頼時に渡す7項目

課金単位が4種類ある以上、同じ条件を渡さないと総額は比べられません。渡す様式を先に作ります。

見積もり依頼に書く7項目の様式
  • 自社の数字を4つ数える
  • 初期費用と最低契約期間を条件に入れる
  • 対応時間と一次回答の期限を指定する
  • 同じ様式で複数社に出す

社員数・拠点数・PC台数・月間問い合わせ件数を先に数える

最初に数えるのは4つです。社員数と拠点数、PC台数、月間の問い合わせ件数になります。

この4つは、課金単位が違う会社へ同じ条件で見積もりを頼むための数字です。PC1台あたり2,000円の会社ならPC台数を伝え、月8時間の枠が付く会社なら件数と所要時間を伝えます。総額は、各社の回答を同じ条件で並べて比べます。

問い合わせ件数を記録していなければ、外注の検討を始めた日から記録を取ってください。1カ月ぶんを集める前に見積もりを依頼する場合は、件数が未集計であることを伝えます。

初期費用と最低契約期間は必ず聞く|11社の記載は割れている

初期費用と最低契約期間は、見積もりを受け取る前に条件として聞いてください。公式サイトの記載が会社ごとに割れているためです。

無料と明記している会社があれば、1年の縛りと違約金を書いている会社もあります。月額が同じでも、1年目に払う総額はここで変わります。

会社 初期費用 契約期間
エイネット 全プラン無料 月途中の契約でも日割りなし
DeepApex 無料 初回1カ月で変更可。以降は3カ月更新
リップル 通常10,000円。キャンペーン中は無料 最低利用期間は半年
リコージャパン リモート初期設定 40,000円 1年未満の解約は違約金20,000円
フレックシステムズ 5万円または10万円 基本1年。4カ月目以降は1カ月前の申し出で解約可
アイチーム 別途の現状調査費用 1年間の年間契約
Gizumo 記載を確認できず 最低契約期間は1カ月

触れているのは11社中7社で、残る4社は記載がありません。記載がない費用は、見積もりで確かめてください。

月額だけで比べると、1年目の総額が最大で数十万円ずれます。初期費用と、途中でやめたときにあと何カ月払うかを、見積もり書の中に1行ずつ書いてもらってください。

対応時間と一次回答の期限を条件に入れる

対応時間と一次回答の期限は、こちらから条件として出してください。

公式サイトに時間を書いているのはアイチームの「平日9時から18時」とコンピュータマネジメントの「平日9:00〜18:00」くらいです。夜間や土日の対応が要るなら、その前提で見積もってもらわないと金額が変わります。

届いた見積もりを並べて前提を突き合わせる場面

一次回答の期限も同じです。「30分以内に受領連絡、営業時間内に一次回答」のように数字で書くと、返ってくる提案の体制が揃います。後から揉めるのは、ここを決めていない場合です。

同じ様式で複数社に出す|埋まらない項目が判断材料になる

複数社に渡すのは同じ1枚です。中身は7項目。

相手ごとに書き分けると、返ってくる提案の前提がばらけます。範囲を少し広く書いた会社の見積もりが高く出て、それを「高い会社」と読んでしまう。ここで判断を誤ります。

# 渡すもの 書くこと
1 会社の規模 社員数、拠点数、PC台数
2 問い合わせの量 直近3カ月の月間件数と1件あたりの所要時間。1カ月ぶんしかなければその期間を明記し、未集計ならその旨を書く
3 出したい業務 6分類のどこまでか。含まないものも書く
4 現地作業の件数 月あたりのキッティングと物理作業の数
5 対応時間とSLA 受付時間、一次回答の期限
6 初期費用と契約期間 上限と、解約の条件
7 セキュリティの要件 認証の有無と、その適用範囲

見積もりと一緒に、4番の件数に対応できるかと、7番の要件が認証の適用範囲に入るかの回答も求めてください。

回答がそろってから、3社の見積もりを比べます。項目が揃えば、金額の差が範囲の差なのか単価の差なのかを分けて読めます。

\見積もりの前提を揃えないと、金額は比べられません/

【無料】外注範囲と予算帯を60分で決める

無理な営業はいたしません。相談のみでも歓迎です

情シスを外注しても社内に残る仕事がある|比較の前に線を引く

外注範囲を決めたら、社内に残す仕事の担当者も確認します。見積もりを依頼する前の確認点は、残る判断を誰が担うかです。

  • 判断・契約・セキュリティの最終決定は残る
  • ひとり情シスの会社ほど、代行を増やしても解決しない
  • 最終決定に向けた検討を、外部の支援で補う選択肢もある

判断・契約・セキュリティの最終決定は残る

外に出せないものが3つあります。

残るもの なぜ残るか
何を買うか、どこまで許可するかの判断 発注者の意思決定は代行できない
ベンダーとの契約と交渉 契約の当事者は自社
セキュリティの最終決定 情報の重要度を決められるのは自社だけ

キューアンドエーはこれを公式サイトに書いています。「情シスご担当者様はIT戦略、機器導入、セキュリティ計画などに注力できます」。この一文は、3つを社内に残す前提の宣言にあたります。

線引きの基準は情シスのアウトソーシングはどこまで?残す業務7つの基準にまとめています。

ひとり情シスの会社ほど、代行会社を増やしても解決しない

ひとり情シスの会社では、代行を入れても負荷が思ったほど減りません。

残る3つを担う人も、そのひとりになるためです。外注すると窓口業務と月次の定例会、契約更新の判断が新しく増えます。作業は減っても、判断の件数は増えることがあります。

減るのは手を動かす時間で、決める時間ではありません。兼任の総務や管理部門が情シスを担う場合は、外注後の窓口業務や契約更新を判断する時間も確保する必要があります。担い手が決まらなければ、外注先を管理する負担が残ります。

判断を支える支援は、情シス代行とは別の市場にある

社内に残る最終決定と、そのための検討を支える仕事は分けて考えます。この記事の11社でも、企画や内製化支援を範囲に挙げているのは9社です。「ITツール導入の相談」や「システム化構想の立案」を頼めても、社内の意思決定そのものを引き取る建て付けではありません。

作業の代行より、決める側を補う支援が要る場合もあります。次の章で当社の支援範囲と、情シス代行との違いを示します。

Accelportは情シス代行をしていない|向く場合と向かない場合

当社の話です。Accelportは情シス代行を売っていません。ヘルプデスクもキッティングも提供していないため、この記事の11社とは商品が違います。

  • 向く場合:月30万円の予算があり、決める人が足りない
  • 向かない場合:4つの条件のどれかに当たるなら情シス代行を選ぶ

向く場合|月30万円の予算があり、判断する人が足りない

当社の支援範囲は、置き換える対象の見極めから要件定義・開発の進行管理・業務への定着までです。こうした仕事を担う人が足りない場合に、AX推進部の部長にあたる機能を引き受けます。

月30万円の予算に当たるのは、下表のライトプランです。ヘルプデスクの代行とは依頼する仕事が異なるため、支援内容を確認してください。

プラン 内容 月額
AX壁打ち 月1回45分の相談とチャットでの質問対応 5万円
ライトプラン 週1回の定例と実務。20時間/月 30万円
AXスポット 1業務の見極めや、止まった案件の立て直し 50〜80万円
CAIO代行 8機能を一気通貫で担当 100万円〜

対象は売上30〜100億円規模と書いています。創業は2025年9月で、案件の蓄積はこの記事の11社より短くなります。

(出典:accelport-inc.com/service/ax)

向かない場合|4つの条件に当てはまるなら情シス代行を選ぶ

次の4つに1つでも当たるなら、この記事の11社から選んでください。当社に相談しても、結局は代行会社を紹介することになります。

  • 問い合わせの一次受けを引き取ってほしい
  • 常駐または定期訪問が要る
  • PCのキッティングなど現物の作業がある
  • 予算が月10万円未満

当社には、この条件で頼める情シス代行はありません。逆に、決める人が足りていて手が足りないだけなら、情シス代行のほうが安く済みます。月30万円で20時間の当社のライトプランと、月30万円でヘルプデスクを毎日回す代行会社を並べれば、作業量では後者が勝ちます。

判断そのものが足りないのか、手が足りないのか。そこを先に切り分けてください。

情シスアウトソーシングの比較でよくある質問

Q. 情シスと社内SEのどちらを外注すべきですか

呼び名で分けず、判断が要るかどうかで切ってください。手順が決まっている作業は外に出せます。何を買うか、どこまで許可するかを決める仕事は、呼び方に関係なく社内に残ります。

Q. 情シスのアウトソーシングはよくないと言われるのはなぜですか

ノウハウが社内に残らなくなると言われるためです。そうなるのは、残らない設計の契約にした場合です。対応履歴と手順書を、どの形式でいつ返してもらうかを契約に書いておけば防げます。詳しくは情シスのアウトソーシングはどこまで?残す業務7つの基準をご覧ください。

Q. 情シスアウトソーシングの費用はいくらですか

範囲で3つに分かれます。スポット相談中心なら月1万〜5万円、ヘルプデスクを定常で回すなら月8万〜25万円、運用設計まで含めるなら月30万〜80万円が目安です。内訳は情シスアウトソーシングの費用相場|総額を出す7つの内訳にあります。

Q. 情シス代行とアウトソーシング、外部委託は同じものですか

おおむね同じものを指します。この記事で扱った11社も、自社サービスを「情シス代行」「情シス支援」「BPO」と別々に呼んでいました。名前より、対応範囲6分類のどこまで含むかで見てください。

Q. 情シスアウトソーシングは常駐ですか

選べますが標準の形ではありません。11社のうち常駐に触れているのは2社です。要るかどうかは、現地でしかできない作業の月間件数で判断します。

Q. 中小企業でも使えますか

使えます。月額の下限が10万円を切る会社が11社中6社ありました。ただし従業員数で対象を区切っている会社は0社なので、規模で断られるかは問い合わせないと分かりません。1通目に従業員数とPC台数を書いてください。

Q. 比較サイトの掲載順はどうやって決まっていますか

サイトに決め方が書かれていなければ、外からは分かりません。掲載を収益にしているメディアでは、掲載の順序や有無が広告の契約に左右される場合があります。この記事でも順位はつけていません。並べたのは月額の下限だけで、それ以外に優劣の意味はありません。

まとめ

情シス代行11社を、公式サイトの記載だけで並べてきました。従業員数で対象規模を示していた会社は0社、常駐に触れていたのは2社、初期費用か契約期間に触れていたのは7社です。

比較サイトの表で絞れない理由がここにあります。判断に効く項目ほど、書かれていません。

順 やること
1 社員数・拠点数・PC台数・月間問い合わせ件数を数える
2 決めてある外注範囲を6分類に当てはめる
3 予算帯に当たる公開プランを拾い、会社を絞る
4 7項目を1枚にまとめ、同じものを複数社へ渡す
5 認証の適用範囲に自社の依頼が入るかを確認する

3番で候補を数社に絞ったら、4番の7項目を同じ内容で渡してください。各社からの回答を同じ項目で並べれば、金額と対応範囲の違いを比べられます。

本記事の各社情報は、2026年9月18日時点の各社公式サイトの記載にもとづきます。比較メディアの掲載料金は使っていません。商号は国税庁 法人番号公表サイトで確認した表記です。事実の誤りがあれば訂正しますので、お問い合わせからご連絡ください。

》【無料DL】『業務棚卸し 実践テンプレート集』|型と記入例

ACCELPORT
Accelport株式会社 編集部

業務の見極めから実装の進行管理までを引き受ける「社外AX部」を提供しています。現場で得た知見をもとに記事を制作しています。

この記事をシェア
X (Twitter) LINE
SERVICE社外AX部御社のAX推進部を、外から担う。見極めから実装の進行管理まで。›

AI導入が成果につながらない原因を、60分で整理します

「効率化はしたが人は減っていない」という状態には、必ず構造的な原因があります。御社の状況をうかがったうえで、どこから手をつけるべきかをその場でお伝えします。

無理な営業はいたしません。相談のみでも歓迎です

相談内容をうかがい、優先順位を整理してお返しします

60分の無料相談を申し込む