BPO・外注戦略

PMO会社13社を比較|費用と誰が来るかで選ぶ

目次

「PMO会社」で検索すると、34社や19社を並べた記事が出てきます。ただ、社名の横にあるのは所在地と一言の特徴だけで、どこに声をかけるかは決まりません。

この記事では13社について、公式サイトに書かれている内容を1社ずつまとめました。そろえたのは4点です。その会社がPMOを何の延長でやっているか・現場に来るのが自社社員か・対象にしている企業規模・料金の記載があるか。

評価や順位はつけません。当社も同じ市場にいる以上、他社の優劣を判断できる立場にないためです。読み終えたときに、問い合わせる相手を3社まで絞れる状態を目指します。

PMO会社13社を比較。費用と誰が来るかで選ぶ

PMO会社をどこに絞るか迷っている方へ

業務の見極めから実装の進行管理まで、
社外AX部が担います

  • 手段を選べる立場から入る。特定のツールを売っていません
  • 実装の進行管理まで引き受けます。提案だけで終わりません
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PMO会社とは何をする会社?PM・SES・コンサルとの違いは責任の置き場所

PMO会社を探すと、コンサルティング会社と人材系の会社が同じ検索結果に並びます。どれも「プロジェクトを支援します」と書いてあり、違いが見えません。

分かれ目は提供物ではなく、責任の置き場所にあります。

  • PMO会社が売るのは進め方であって、答えではない
  • 派遣との違いは指揮命令が誰にあるか
  • この記事に載せた13社と、選んだ基準

PMO会社は進め方を売る|答えを売るコンサルとは買うものが違う

声をかける相手を分けるには、まず「何をすべきかは決まっているか」を確かめます。

決まったあとの進行を引き受けるのがPMO会社です。進捗の把握・課題の追跡・会議体の運営・報告資料の整備を頼みたいなら、こちらが候補です。戦略コンサルティング会社が売るのは「何をすべきか」という答えで、買うものが違います。

何をすべきかが決まっていないなら、進行管理に加えて要件や業務の設計まで頼めるかを見ます。逆に、やることが決まっていて手が足りないだけなら、戦略系のファームでは単価が合いません。

どこまで頼めるかはPMO支援はどこまで頼める?費用相場と残す6つの判断で分解しています。

PMO会社と派遣・SESの違いは指揮命令が誰にあるか

契約の形が違います。指揮命令をどちらが持つかで分かれます。

派遣 準委任(業務委託)
指揮命令 発注者 受注者
指示の出し方 自社の担当者が直接出す 相手の窓口を通す
引き受ける単位 人 業務の範囲
交代時の引き継ぎ 発注者が説明する 受注者側で引き継ぐ

同じPMOという名前でも、派遣契約で人を出す形と準委任で業務の範囲を引き受ける形があります。前者は自社で指示を出す前提なので、社内に管理できる人が要ります。

今回の13社では、パーソルビジネスプロセスデザインが派遣と業務委託の「どちらも検討可能です」、マネジメントソリューションズが「準委任契約または派遣契約のみ」と書いていました。問い合わせの前に、どちらで受けたいかを決めておいてください。

この記事に載せたPMO会社13社と、選んだ基準

検索上位の比較記事と一覧に複数掲載されていた会社のうち、公式サイトで提供内容を確認でき、国税庁 法人番号公表サイトで商号を特定できた13社です。網羅した一覧ではありません。

掲載していない会社が劣るという意味は含みません。分類の名前も当社が付けたもので、各社が自称しているわけではありません。

PMO会社は4つに分かれる|13社を起点別に並べた一覧

13社を同じ土俵に並べても選べません。PMOという言葉が同じでも、その会社がどこから来たかで引き受ける範囲が変わるためです。

まず起点で4つに分け、そのうえで固定の項目をそろえます。

  • 分類の軸は「PMOを何の延長でやっているか」
  • 13社の一覧に「誰が来るか」と「料金の記載」の列を入れる

分類の軸はPMOを何の延長でやっているか|起点で提供範囲が変わる

分類の軸は、その会社が何の延長でPMOをやっているかです。

PMOだけを売ってきた会社は、会議体の運営から組織の立ち上げまで幅が広くなります。ITコンサルや開発から来た会社は要件と設計の中身に踏み込め、人材供給から来た会社は着任が早い。業務改革から来た会社は、やること自体を引き取ります。

PMO会社の4分類と、それぞれが公式に掲げる起点

同じ「PMO支援」でも、買えるものが違います。止まっている理由が人手なのか要件なのか、あるいは何をやるかなのかで当たる分類が変わります。

PMO会社13社の一覧表|分類・起点・誰が来るか・料金の記載

公式サイトの記載だけで並べると、次のようになります。

商号 分類 公式が掲げる起点 誰が来るか 料金の記載
日本プロジェクトソリューションズ株式会社 PMO専業 プロジェクトの専門会社 「正社員」と明記 あり
株式会社マネジメントソリューションズ PMO専業 マネジメントの専門会社 記載なし なし
株式会社B・S・L PMO専業 PMOを専門とする数少ない企業 記載なし なし
株式会社オーシャン・コンサルティング PMO専業 事業をPMOに絞り込んだ会社 記載なし なし
青山システムコンサルティング株式会社 ITコンサル・開発 独立系ITシステムコンサルティング 記載なし あり
株式会社アイ・ティ・イノベーション ITコンサル・開発 DX・IT領域のコンサルティング 「当社コンサルタント」 なし
株式会社SHIFT ITコンサル・開発 ソフトウェアの品質保証 記載なし なし
TISI株式会社 ITコンサル・開発 独立系SIer 記載なし なし
株式会社PMOスクエア ITコンサル・開発 ITマネジメントコンサルティング 記載なし なし
INTLOOP株式会社 要員アサイン プロフェッショナル人材支援 「人材をプール」 なし
パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社 要員アサイン アウトソーシングの現場視点 記載なし なし
株式会社ライズ・コンサルティング・グループ 業務改革・AI 業務改善と組織開発 「厳選して採用」 なし
Accelport株式会社 業務改革・AI 業務改善とAI Transformation代行 記載なし あり

料金を金額で公開していたのは13社中3社、現場に来る人の雇用形態を明記していたのは1社でした。

分類ごとに1社ずつ見ていきます。自社の状況に近い分類から読んで構いません。

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PMO専業4社|PMOだけを売っているので範囲が最も広い

PMOそのものを事業の中心に置く4社です。提供範囲は会議体の運営から組織の立ち上げまで広く、階層を分けて示す会社が目立ちます。

  • 日本プロジェクトソリューションズ:正社員のPMOを3階層で提供
  • マネジメントソリューションズ:PMOの役割を4職種に分類
  • B・S・L:金融に強みを持つ独立系
  • オーシャン・コンサルティング:事業をPMOだけに絞り込み

日本プロジェクトソリューションズ株式会社|正社員のPMOを月額80万円から

PMOの黎明期からプロジェクトの専門会社として本サービスを提供していると書いています。米国PMIの認定トレーニング・パートナー(ATP)でもあります。

対応範囲は3階層です。PMOアドミニストレーターは会議体コーディネートや進捗情報管理、PMOエキスパートはプロセス標準化や情報分析、PMOマネジャー/コンサルタントはPMO組織マネジメントやポートフォリオマネジメント支援を担います。

項目 公式サイトの記載
誰が来るか 「当社のプロジェクトマネジメント・PMOの専門スタッフは正社員です。フリーランスや登録型派遣ではありません」
対象・種別 IT(DX)、医療・医薬、製造、金融、政府系、地方自治体など。企業規模の指定はサービスページでは確認できず
料金 「PMOサービスのご料金目安」として「月額80万円(税別)~/1人月」

(出典:japan-project-solutions.com/pmo-csl7/japan-project-solutions.com/companydata)

株式会社マネジメントソリューションズ|PMOの役割を4つに分けて価格を決める

PMOのリーディングカンパニーとして、企画・計画立案から終結まで伴走する実行支援型コンサルティングだと書いています。プロジェクトの参画後は1〜2週間でキャッチアップし、その後に改善計画を立てる流れです。

PMOの役割を4つの職種に分けています。

  • 事務局型のプロジェクトアドミニストレーター
  • 管理定着型のプロジェクトコントローラー
  • 推進型のプロジェクトマネジメントアナリスト
  • 参謀型のプロジェクトマネジメントコンサルタント
項目 公式サイトの記載
誰が来るか サービスサイトとコンサルタント紹介ページでは雇用形態の記載を確認できず。契約形態は「準委任契約または派遣契約のみ」
対象・種別 「上場企業・大手企業を中心に、様々な業界・業種の企業をご支援しています」。初回は3ヵ月契約
料金 金額の記載なし。「4つに分類し、それぞれに必要なナレッジ、スキル、価格を明確化しています」との記述にとどまる

(出典:service.msols.com/service.msols.com/service/pmo/service.msols.com/feature/pmo)

株式会社B・S・L|金融に強みを持つPMO専門会社。3つのレベルで入る

常駐を前提に、立ち上げから終結まで5つのプロセスで支援する会社です。頼む役割は3つのレベルに分かれます。組織全体のマネジメントは上級PMO、QCDを意識した推進は管理PMO、事務作業や雑務の吸収はPMO事務局が担います。

同社はPMOを専門とする数少ない企業の一つと説明しています。金融業界に強みを持つPMO専門会社として発展し、独立系を強みに中立の立場でサポートするとしています。

項目 公式サイトの記載
誰が来るか PMOサービスと強みのページでは雇用形態の記載を確認できず。「厳しい基準を超えた能力を持つスタッフのみで構成される精鋭部隊」との記述
対象・種別 システム開発の導入、新規事業開発、社内の組織改革、行政のDX化計画。実績は大手クレジットカード、大手銀行、大手保険など
料金 記載なし

(出典:bsl.inc/service/pmo-service/bsl.inc/strength)

プロジェクトのキックオフで進め方を確認する

株式会社オーシャン・コンサルティング|事業をPMOに絞り込み、最上流から入る

事業をPMOに絞り込んできたと書いています。会社概要の事業内容欄も「PMO」の1語だけです。

クライアント企業からの依頼はすべて最上流からのプロジェクト管理だとしています。手がけるのはプロセス定義・標準化・可視化・レポーティング環境の整備です。30歳以上のPMOコンサルタントにはPMP資格の取得を義務づけています。

項目 公式サイトの記載
誰が来るか 雇用形態の記載は会社概要とPMOのページでは確認できず。「2023年6月現在33歳以上の取得率100%(全社:75%)」
対象・種別 「東証プライム上場企業を中心とする大手優良企業」。「大規模プロジェクトだけではなく、小規模プロジェクトまで含めた実績を増やしています」
料金 記載なし

(出典:oceanc.jp/business/pmo/oceanc.jp/business/oceanc.jp/company)

ITコンサル・システム開発起点5社|要件と設計まで踏み込める

要件定義や設計の中身、ベンダーとの調整まで頼みたいなら、この5社を見てください。比べるときの手がかりは次のとおりです。

  • 参考費用を事例と照らして読む:青山システムコンサルティング
  • 方法論や支援モデルを見る:アイ・ティ・イノベーション、TISI
  • 品質保証やテストの支援を見る:SHIFT
  • 管理領域の組み合わせを見る:PMOスクエア

青山システムコンサルティング株式会社|事例ごとに参考費用を出している

公正中立・独立系のITシステムコンサルティング会社だと書いています。特定のERPなどは取り扱っていないと明記しています。

発注者とSIベンダーの間に第三者の技能者として参画し、納期・品質・費用について発注者の立場でプロジェクトを推進・管理する建て付けです。提供はプロジェクトマネジメント支援、PMO設置・運営支援、CIO補佐・代行サービスの3つ。

事例ページには参考費用も出ています。支援内容が違い、月額と総額も混ざっているので、頼みたい支援に近い事例の企業規模と費用を見てください。

事例 企業規模 参考費用
不織布製造業のプロジェクトマネジメント 社員数約200名 100万円/月(15ヵ月)
語学学校運営会社のプロジェクトマネジメント 社員数約2,000名 150万円/月(18ヵ月)
不動産業のシステムアドバイザリー 社員数約120名 5万円/月
生産加工用品製造業のシステム化計画 社員400名 700万円
項目 公式サイトの記載
誰が来るか システムマネジメントのページと会社概要では記載を確認できず
対象・種別 「中堅中小企業にもご利用いただきやすい費用でコンサルティングサービスを提案しております」

(出典:asckk.co.jp/services/sysmng/asckk.co.jp/casestudy/asckk.co.jp/faqs)

株式会社アイ・ティ・イノベーション|当社コンサルタントが現場に入る

徹底的に現場に寄り添うマネジメント支援サービスを掲げています。自社の知見を集約した独自の方法論(Modusシリーズ)を持ち、その導入と定着まで支援する形です。

メニューは4つです。PM支援は計画作成・進捗管理・課題管理・品質管理・リスク管理などを担当します。ほかにプロジェクト評価と立て直し、PMO組織設置・運営、プロセス標準化があります。

項目 公式サイトの記載
誰が来るか 「当社コンサルタント」と記載。「最適なスキルを保有するコンサルタント、または数名での組み合わせによるコンサルティングチームが参画し」
対象・種別 「業界や規模を問わず」。「数百億円を超えるような大規模プロジェクトを多く経験したコンサルタントも多数在籍しています」
料金 記載なし

(出典:it-innovation.co.jp/consulting/pm/it-innovation.co.jp/corporate/outline)

株式会社SHIFT|品質保証を土台にした寄り添い型PMO

事業会社向けの「寄り添い型PMO」を掲げています。ソフトウェアの品質保証で培った技術力を土台にしており、プロジェクト推進支援に加えてQA領域の推進とテスト支援を行います。

入り方は2つです。PM・PL代行PMOは資料の作成やベンダーコントロールを直接実施し、寄り添い型PMOはPMのタスクを整理して課題管理やスケジュール管理を分担します。構想・計画フェーズの戦略や調達、ITロードマップ作成まで含みます。

項目 公式サイトの記載
誰が来るか 「大手SIer、大手コンサルティング会社、事業会社で経験を積んだコンサルタント」。雇用形態の記載はPMOのページでは確認できず
対象・種別 導入事例に企業規模のラベルがあり、「500名以下」から「10,000名以上」まで並ぶ。基幹システム刷新や再構築の事例が中心
料金 記載なし

(出典:service.shiftinc.jp/service/pmo/shiftinc.jp/company/outline)

設計レビューの資料を持ち寄る

TISI株式会社|独立系SIerのPMOを中央管制型で出す

2026年7月にTIS株式会社と株式会社インテックが合併し、商号がTISI株式会社に変わりました。検索すると旧社名の記事が出てきますが、同じ会社です。

独立系SIerとして数多くの業界のプロジェクトに携わり、業界に特化した知識を持つPMO人材を有すると書いています。フレームワーク「VeiiNus」を持ち、教育やアセスメントもメニューにあります。

項目 公式サイトの記載
誰が来るか 「中央管制型PMOモデル」。「プロジェクトのコントロールはPMO管制センターが担い、現場での推進・リードはプロジェクトマネジメントコンサルタントが支援いたします」。雇用形態の記載は確認できず
対象・種別 「大規模・高難易度のプロジェクトに多数携わってきた経験があります」。「年間500件以上のPMO支援実績」
料金 記載なし。研修メニューのみ「費用については個別にお問い合わせください」

(出典:tis.co.jp/service_solution/pm_platform/tis.co.jp/service_solution/pm_platform/…/tis.co.jp/company/history)

株式会社PMOスクエア|4種類のマネジメントオフィスを組み合わせる

事業内容はITマネジメントコンサルティング事業とITマネジメントクラウドサービス事業です。設立は2025年1月です。

ITマネジメント機能を設計から実行まで一貫して支援するとしています。組み合わせるのは4つの管理領域です。ポリシー・ポートフォリオ・プログラム・プロジェクトの各マネジメントオフィスを課題に応じて組み立てます。

項目 公式サイトの記載
誰が来るか サービス、事例、会社概要のいずれのページでも記載を確認できず。会社概要に載るのは経営メンバー3名の経歴のみ
対象・種別 企業規模の条件はサービスページでは確認できず。事例は保険業、製造業、通信業などのPMO支援
料金 記載なし

(出典:pmo-square.com/service/pmo-square.com/company)

要員アサイン起点2社|人は早く出せるが誰が来るかで品質が変わる

人材の供給を本業に持つ2社です。着任までの速さが特徴で、短期間や小規模からの依頼にも応じると書いています。

ただ、人材プールの説明だけでは実際に誰が来るかは分かりません。面談で来る人の所属と担当実績を1人ずつ確かめてください。

  • INTLOOP:10,000名のPMO人材プールから出す
  • パーソルビジネスプロセスデザイン:BPOの現場視点から入る

INTLOOP株式会社|10,000名のPMO人材プールから出す

国内最大規模となる10,000名のPMO人材を活用することで、多種多様なプロジェクトマネジメント支援が可能だと書いています。

PMO支援に加えて、不足人材を把握したうえで人材をデリバリーできる供給力を併せ持つという説明です。プロ人材のプラットフォームは57,000名を超えるとしています。2005年の設立当時、増加するフリーコンサルタントに仕事の場を提供する試みから始めた事業だと沿革にあります。

項目 公式サイトの記載
誰が来るか 「10,000名のプロジェクトマネジメントスキルを持つ人材をプール」。「必ず人材側と面談の上でアサイン」。社員数は単体864名、連結1,508名
対象・種別 主要取引先は大手コンサルティングファーム、大手システムインテグレーター、大手生命保険会社など。「1〜2週間程度のスピードでアサインすることも可能」
料金 記載なし
要員の顔合わせで経歴を確認する

(出典:intloop.com/business/pmo/intloop.com/business/professional/intloop.com/company/about)

パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社|BPOの現場視点から入る

アウトソーシングで培った現場視点の強みを活かし、現場で発生する課題を1つ1つ解決しながらプロジェクト成功に導くと書いています。サービス名は「PMO伴走型支援サービス」。

支援を企画・計画・立ち上げ・検証改善の4フェーズに分け、それぞれの成果物まで公式サイトに並べています。計画フェーズならプロジェクト計画書やコスト管理表、立ち上げフェーズなら業務設計書や基本設計書といった具合です。

項目 公式サイトの記載
誰が来るか 「お客様のご要望に合わせて、最適なスキルを持った人材をアサインします」。雇用形態の記載はPMOのページでは確認できず。契約形態は派遣と業務委託のどちらも可
対象・種別 「小規模な施策から全社横断プロジェクトまで対応可能です」。「短期間・小規模でのご支援実績も多数ございます」
料金 記載なし

(出典:persol-bd.co.jp/service/consulting/pmo/persol-bd.co.jp/service/consulting)

業務改革・AI導入起点2社|プロジェクトの中身ごと引き取る

業務改革やAI活用から来た2社です。進行管理だけを切り出さず、やること自体の設計から引き取る建て付けです。AI導入プロジェクトの文脈はAI導入コンサル15社を比較|2026年の費用と選び方でも扱っています。

  • ライズ・コンサルティング・グループ:業務改善と組織開発の中のPMO
  • Accelport:AX推進部の機能を外から引き受ける

株式会社ライズ・コンサルティング・グループ|スコープを設定しない契約が方針

PMOを「業務改善・組織開発」カテゴリの4サービスの1つに置いています。並ぶのは業務改革・BPR、タレントマネジメント、SCMです。

進め方に4つの方針を掲げています。

  • クライアントに深く入り込む伴走型
  • あえてスコープを設定しない契約
  • 報告書ではなく実行支援を成果物とする姿勢
  • 各分野のプロフェッショナルが右腕右脚となる体制

会社概要には社員数420名とあります。ただ、人数や採用方針だけでは、実際に来る人の雇用形態までは分かりません。

項目 公式サイトの記載
誰が来るか 「質の高いコンサルタントのみを厳選して採用しており、課題の解決には優秀なプロフェッショナルが担当します」。他社について「外部の下請け会社を自社のコンサルタントとして提供することがあり」とも書くが、自社の担当者の雇用形態を示す記述ではない
対象・種別 主要取引先として大手企業のロゴを掲載。企業規模やプロジェクト種別を限定する記述は会社概要と手法のページでは確認できず
料金 記載なし

(出典:rise-cg.co.jp/about/our-approach/rise-cg.co.jp/service-bpr/rise-cg.co.jp/about/profile)

Accelport株式会社|AX推進部の機能を外から引き受ける

当社は、AX推進部の部長が担う機能を外から引き受けています。範囲は、置き換える対象の見極めから要件定義・開発の進行管理・業務に乗せるところまでです。

機能は8つです。AXスコープの見極め・業務改善アプローチの企画・立ち上げ・置き換え後の業務設計・要件定義・開発進行・効果の測定と報告・次への展開に分けています。料金は公開しています。

プラン 内容 月額
AX壁打ち 月1回45分の相談とチャットでの質問対応 5万円
ライトプラン 週1回の定例と実務。20時間/月 30万円
AXスポット 1業務の見極めや止まった案件の立て直し 50〜80万円
CAIO代行 8機能を一気通貫で担当。6ヶ月から 100万円〜
専属コンサルタント付き 専属1名で複数業務を並行。6ヶ月から 200万円〜

対象は「売上30〜100億円規模」です。向かないのは、基幹システムの導入そのものを進行管理してほしい場合です。対象はAI活用と業務の置き換えに寄せています。創業は2025年9月で、案件の蓄積は他の12社より短くなります。

(出典:accelport-inc.com/service/ax/accelport-inc.com/company)

13社を見ても決まらないなら何で決める?公開情報では分からない3点

提供範囲で候補を残したら、公開情報で埋まらない項目を確かめます。聞くのは次の3点です。

  • 現場に来る人の所属と担当実績
  • 自社の企業規模とプロジェクト規模で頼めるか
  • 頼みたい範囲と期間に対する料金

企業規模は最初の問い合わせで、担当者は面談で、料金は範囲をそろえた見積もりで確かめます。

誰が来るかは公式サイトに書かれていない|13社中1社しか明記していない

雇用形態を明記していたのは、13社のうち日本プロジェクトソリューションズの1社でした。

同社は「当社のプロジェクトマネジメント・PMOの専門スタッフは正社員です。フリーランスや登録型派遣ではありません」と書いています。近い表現は3社にあります。アイ・ティ・イノベーションの「当社コンサルタント」・INTLOOPの「人材をプール」・ライズ・コンサルティング・グループの「厳選して採用」です。いずれも雇用形態そのものの記述ではありません。

公式サイトで分かることと、問い合わせ後に確かめること

残る9社は記載がありませんでした。記載がないこと自体は問題ではありません。面談では会社ではなく人単位で、常駐する人の所属と担当実績を確認してください。

対象にしている企業規模は書かれていない|自社の規模で断られることがある

対象にしている企業規模を明記していたのは2社でした。

青山システムコンサルティングは「中堅中小企業にもご利用いただきやすい費用でコンサルティングサービスを提案しております」と書いています。当社は「売上30〜100億円規模」を対象に挙げています。ほかの11社は、対象を規模で区切る記述が確認できませんでした。

代わりの手がかりは取引先です。オーシャン・コンサルティングは「東証プライム上場企業を中心とする大手優良企業」、マネジメントソリューションズは「上場企業・大手企業を中心に」と書いています。

自社が中堅企業なら、1通目に従業員数とプロジェクトの規模を書いてください。断られるなら早いほうが助かります。

料金を公開している会社は13社中3社|残り10社は問い合わせのみ

金額を公式サイトに出していたのは3社です。

日本プロジェクトソリューションズは「月額80万円(税別)~/1人月」と書いています。青山システムコンサルティングの参考費用は、社員数約200名の会社のプロジェクトマネジメントが100万円/月、社員数約120名の会社のシステムアドバイザリーが5万円/月です。当社は月5万円から始まる5段階のメニューを公開しています。

残る10社は問い合わせの案内だけでした。案件ごとに範囲が変わるため、先に金額を出しにくい事情があります。

この10社は、範囲と期間をそろえて見積もりを取れば比べられます。全社に渡す情報は次の章でまとめます。費用相場の考え方はPMO支援はどこまで頼める?費用相場と残す6つの判断で扱っています。

\公式サイトに出ていない3点は、聞き方を決めておかないと面談でも出てきません/

【無料】面談で確認する3点を自社の案件に当てて作る

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PMO会社へ問い合わせる前に何を揃える?同じ5点を全社に渡す

相手を3社に絞ったら、渡す情報をそろえます。ここが違うと、見積もりの前提が変わって比べられません。

  • 社内に残す判断を先に決める
  • 渡す情報を5点にまとめて全社に同じものを出す
  • 契約形態と期間を自分から指定する

社内に残す判断を先に決める|予算・要件・撤退の3つ

外に出せないものを先に決めます。予算と優先順位の決定・要件の最終確認・撤退の判断の3つです。

この3つを担う人が社内にいないままPMO会社を入れると、情報は集まるのに決まらなくなります。管理表と議事録だけが増えて、遅れは縮まりません。

残す判断の全体像はPMO支援はどこまで頼める?費用相場と残す6つの判断にまとめています。情報システム部門をどこまで外に出すかは情シスのアウトソーシングはどこまで?残す業務7つの基準が同じ系列です。

渡す情報を揃えないと見積もりが比べられない|5点を1枚にする

3社に同じ1枚を渡します。中身は次の5点。

# 渡すもの 具体的に書くこと
1 プロジェクトの現状 開始時期、現在の遅れ、止まっている理由
2 体制 社内の人数、PMの有無、関わるベンダーの数
3 頼みたい範囲 会議体の運営まで、要件の整理まで、など
4 期間と予算の上限 何ヶ月で、月いくらまでか
5 終わったときの状態 何が動いていれば完了とするか
見積もりを並べて前提を突き合わせる

抜けやすいのは5点目の「終わったときの状態」です。完了の定義がないと、提案の期間も金額も相手の前提で決まります。同じ1枚をそろえれば、各社がどの範囲をどの期間と金額で引き受けるのかを比べられます。

契約形態と期間を先に指定する|準委任に完成義務はない

契約形態は自分から指定してください。PMO支援の多くは準委任で、これに完成義務はありません。

完成義務がないこと自体は普通です。進め方を引き受ける契約なので、成果物を先に確定できない場面が多くなります。問題は、定義があいまいなまま月額だけが続く形になることです。

初回の期間も確認します。今回の13社には、初回3ヵ月からとしている会社も、1ヶ月単位で受ける会社もありました。短く始めて延ばすのか腰を据えるのかを先に決めると、提案の比較が楽になります。

\見積もりを比べる前に、成果物の品質基準を自社で決めておく必要があります/

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PMO会社に関するよくある質問

Q. PMO会社のランキングはありますか

公的なランキングはありません。この記事でも順位はつけていません。各社の実績を同じ基準で比べようにも、公開情報の粒度が会社ごとに違うためです。案件の中身で最適な相手が変わるため、分類と提供範囲で見てください。

Q. PMO会社の一覧はどこで見られますか

この記事の「PMO会社13社の一覧表」で確かめられます。公的な一覧はありません。業界団体の会員名簿は加盟社だけを載せ、比較記事は編集方針で顔ぶれが変わります。

Q. 大手コンサルのPMOとPMO専業会社は何が違いますか

起点が違います。専業会社はPMOを事業の中心に置き、この記事の4社中3社が役割を階層に分けて示しています。総合系のファームは戦略や業務改革の延長で扱うため、やること自体の設計から入れます。

Q. PMOは派遣会社から呼べますか

呼べます。今回の13社にも、派遣契約と業務委託のどちらも選べる会社がありました。違いは指揮命令で、派遣なら自社の担当者が直接指示を出します。社内に指示を出せる人がいないなら、業務の範囲を渡す準委任のほうが向きます。

Q. 事業会社のPMOと支援会社のPMOは違いますか

立場が違います。事業会社のPMOは社内組織で、複数のプロジェクトを横断して標準化まで担うのが本来の形です。支援会社のPMOはその機能を外から借りる形なので、契約した範囲の外には手が届きません。

Q. 中堅企業でもPMO会社に頼めますか

頼める会社はあります。ただ、対象を明記している会社は13社中2社でした。取引先に大手企業だけが並んでいる会社は、小さい規模の案件を受けているかが分かりません。問い合わせの1通目に従業員数とプロジェクトの規模を書いて、先に確認してください。

まとめ

問い合わせる3社は、頼みたい範囲に近い分類を手がかりに、各社の提供範囲と対象・種別を照らして選びます。公開情報で分からない項目は、問い合わせと面談で確かめます。

順 やること
1 自社が詰まっているのが人手か要件か中身かを決める
2 4つの分類から当たる起点を選ぶ
3 社内に残す3つの判断を担う人を立てる
4 5点を1枚にまとめ、3社に同じものを渡す
5 常駐する人の所属と担当実績を、人単位で確認する

5番は省かないでください。会社を選んだつもりでも、来るのは人です。契約前に会って、担当したプロジェクトの規模を聞いてください。

本記事の各社情報は、2026年9月16日時点の各社公式サイトの記載にもとづきます。商号は国税庁 法人番号公表サイトで確認した表記です。事実の誤りがあれば訂正しますので、お問い合わせからご連絡ください。

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ACCELPORT
Accelport株式会社 編集部

業務の見極めから実装の進行管理までを引き受ける「社外AX部」を提供しています。現場で得た知見をもとに記事を制作しています。

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AI導入が成果につながらない原因を、60分で整理します

「効率化はしたが人は減っていない」という状態には、必ず構造的な原因があります。御社の状況をうかがったうえで、どこから手をつけるべきかをその場でお伝えします。

無理な営業はいたしません。相談のみでも歓迎です

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